プレオルソとは、4〜10歳頃のお子様を対象としたマウスピース型の矯正装置です。
従来のように歯を直接動かして歯並びを整えるのではなく、口周りの筋肉や舌の位置、呼吸や咬み方など、歯並びを悪くしている“原因”に働きかけ、間接的に理想的な歯並びへ導くことを目的としています。
プレオルソは、取り外しが可能で痛みも少なく、装着時間は「日中1時間＋就寝中のみ」と短いため、お子様にとっても無理なく続けやすい矯正法です。歯が生えそろう前の大切な成長期にアプローチすることで、将来的な本格矯正の負担を軽減できる可能性もあります。
指しゃぶりや口呼吸、お口がポカンと開いている、前歯を舌で押し出す癖など、日常のちょっとしたサインが、歯並びの乱れにつながることもあります。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

拡大床とは、プラスチックのプレートとワイヤーでできた取り外し可能な矯正装置です。
歯が並ぶスペースが足りない場合に、顎の幅を少しずつ広げることで、歯がきれいに並ぶためのスペースを確保します。
5歳〜12歳頃のお子様は、まだ顎の骨がやわらかく、成長の力を利用した矯正がしやすい時期です。そのため拡大床は、この時期に行う矯正として特に効果が期待できます。健康な歯を抜いたり削ったりすることなく、自然に歯並びを整えることができるため、将来的に抜歯を伴う本格的な矯正を避けられる可能性もあります。
装置は歯の裏側に装着するため目立ちにくく、取り外しもできるので、食事や歯磨きもストレスがなく、お子様の負担も比較的少ないのが特徴です。
「歯が重なって生えてきた」「前歯が出ている気がする」「上下の噛み合わせが合っていない」など、気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。